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平成27年 6月 1日
《 目 次 》
1.東博史大使からのメッセージ
2.政治・経済関係 (1)第1四半期の雇用統計 (2)連立与党によるトロイカ支援終了1周年記念イベント (3)第1四半期のGDP成長率
3.ポルトガルのその他の話題 (1)ポルトガルの観光競争力 (2)ポルトガル人の飲酒 (3)ポルトガルの競争力 (4)ポルトガル人の平均寿命
4.広報・文化関係 (イベント) (1)第5回「日本祭り」(Festa do Japão) (2)美・JAPON ポルトガル公演 (3)第9回国際漫画賞の作品募集開始 (報告) (4)IBERANIME イン・リスボン2015での日本文化紹介 (5)生け花ワークショップ (お知らせ) (6)日本政府文部科学省奨学金留学生募集 (7)広報文化班からのお知らせ
5.領事関係 (1)在留届に関するお願い (2)当館領事業務へのご意見募集
1.東博史大使からのメッセージ
初夏の候、ジャカランダの花も咲きはじめ、ポルトガルらしい抜けるような青空が広がる中、皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
今月は、パッソス・コエーリョ首相訪日のフォローアップとして、「南蛮屏風下張文書の修復事業」、「第23回世界スカウトジャンボリー」ポルトガル決起集会、「非核特使」「ユース非核特使」のポルトガル訪問、「イベロアニメ・イン・リスボン2015」について御紹介致したく存じます。
【南蛮屏風下張文書の修復事業及び贈呈式】 ●「エヴォラ屏風下張文書」の「レプリカ」作成の経緯 先月号で御紹介しましたとおり、4月30日、アジュダ宮において、谷垣禎一日ポルトガル友好議員連盟会長から「ポルトガル国立図書館長」及び「エヴォラ図書館長」へ「南蛮屏風下張文書のレプリカ贈呈式」が行われました。今回作成された「レプリカ」のもとになった「文書類」は、1902年(明治35年)、日欧交渉史の権威、村上直次郎氏がポルトガル国立図書館にて発見した「古文書」で、通称「エヴォラ屏風下張文書」と呼ばれており、1998年−2002年に伊藤玄二郎氏(南蛮屏風下張文書修復委員会事務局)のイニシアティブのもと、「古文書」の劣化防止を目的として、日本たばこ産業株式会社(JT)の協賛により、京都国立博物館の工房で修復されたものです。
そもそも「下張」とは、屏風等をつくる際、表面の「スクリーン」部分を支えるため「下地」として「和紙」を幾層にも貼り付けるものですが、400年以上前「エヴォラ屏風」を製作する際に、当時「和紙」が貴重品であったため、不要になり廃棄される手紙、大福帳等が「下張」として使用されました。この「下地」文書の中から、「ルイス・フロイスがイエズス会の修道士にあてた手紙」や「秀吉の側近に宛てられた手紙」等、歴史的に貴重な資料が多数発見されているのです。
2014年5月、安倍総理がポルトガルを訪問された際、エヴォラ図書館を訪問し、上記 「エヴォラ文書」の原本を閲覧され、私も同席しました。この際閲覧された「文書」がまさに、ルイス・フロイスがイエズス会の修道士にあてた手紙や秀吉の側近に宛てられた手紙等です。特に400年以上前の安土桃山時代の長崎のセミナリオで、生徒の子供がポルトガル人の先生と思われる人物の「顔」を「いたずら書き」したものを閲覧された際には、安倍総理は「これはおもしろいね」と当時の長崎のセミナリオの光景に思いを馳せておられるようでした。
安倍総理のポルトガル訪問を契機として、谷垣日本ポルトガル友好議連会長を中心とする「南蛮屏風下張文書修復実行委員会」の活動が本格化し、その一環として、4月30日−5月2日、同会長がポルトガルに来訪された機会に、修復実行委員会が「エヴォラ文書」の「レプリカ」を制作し、上記のとおり、アジュダ宮にて「レプリカ贈呈式」が実施されました。また、谷垣会長より、カヴァコ・シルヴァ大統領との会談の際には「ルイス・フロイスの手紙のレプリカ」、パッソス・コエーリョ首相との会談に際しては「松任町文書のレプリカ」が、それぞれ贈呈されました。
今回の「エヴォラ文書」の「レプリカ」作成に当たっては、京都国立博物館の工房で「レプリカ」と、「エヴォラ文書の原本」を照合するため、ポルトガル国立図書館長が「エヴォラ文書の原本」を携行して訪日しました。その訪日の一環として、2015年3月、石川県白山市(旧松任町)の市合併10周年記念式典に合わせて、同国立図書館長が携行した「エヴォラ文書」の一つ、戦国時代末期の書状「加賀松任町惣中言上書(通称・松任町文書)」の原本を、この文書とゆかりの深い白山市にて展示し、また、ファドの演奏会等の文化行事が併せて開催されました。
本年3月末のパッソス・コエーリョ首相訪日の際、安倍総理との首脳会談の夕食会においても「南蛮屏風下張文書修復」が話題となり、首脳間の共同文書「ファクト・シート」において、今後具体化が期待される協力のひとつとして「南蛮屏風下張文書修復」が位置づけられています。 また谷垣会長とパッソス・コエーリョ首相の会談の際には、パッソス・コエーリョ首相から「南蛮屏風下張文書の修復事業」にポルトガル政府としても予算面等で協力したいと考えている旨の発言がありました。
●「ソアレス・ドス・レイス国立博物館(ポルト)南蛮屏風下張文書」の修復 今後の「南蛮屏風下張文書の修復事業」としては、まずは「ソアレス・ドス・レイス国立博物館(ポルト)南蛮屏風下張文書」の修復があります。 ソアレス・ドス・レイス国立博物館(ポルト)の南蛮屏風については、2000年から 2002年にかけて東京文化財研究所にて南蛮屏風の「スクリーン部分」の修復が行われ、九州国立博物館の開館の際にその修復された南蛮屏風が展示されました。この修復の際、屏風内部より一部文書(紙の束)が発掘されましたが、「下張」は、新しいものに張り替えられ、修復された南蛮屏風とともに元の「下張」は殆ど開封されないまま、同図書館に返還された経緯があります。 2014年5月、伊藤玄二郎氏より当館に対し、ポルトガル国内における未修復の「下張文書」について情報提供依頼があり、上記「文書」について情報を提供しました。 2014年11月、京都国立博物館の下張文書修復の専門家4名が同博物館を来訪し、ポルトガル政府の了解を得たうえで、同下張文書の「開封調査」を実施しました。私も伊藤玄二郎氏とともにその「開封調査」に立会いました。400年の時を経て開封された「下張文書」は、2000−3000枚にも及び丁寧に貼り付けられた「和紙」とそこに「墨」で書かれた文字は、とても400年以上前のものとは思えないほど鮮明で美しく、改めて「和紙」と「墨」の素晴らしさを実感しました。その際、私も閲覧した「文書」は、今後専門家の検証が必要ではありますが、1600年代はじめの江戸時代初期の「文書」と見られ、それらの中には当時の「手紙」類、商家の「大福帳」「蔵の所蔵品リスト」等、ポルトガルと日本の間の通商や江戸時代の取引の商習慣を示す「文書」が含まれているのではないかとの期待が膨らみました。 このソアレス・ドス・レイス国立博物館(ポルト)南蛮屏風下張文書については、本年中に、同博物館関係者に「下張文書」を携行して訪日してもらい、「京都国立博物館」で「下張文書」の調査及び修復作業を実施する予定となっています。
●その他 更に、今後の検討課題として、リスボンの国立古美術館の「南蛮屏風」の「下張り文書の修復」があります。同「南蛮屏風」のスクリーン部分の修復の必要性等を含め同美術館、ポルトガル政府とこの実施について検討することが期待されています。
【「第23回世界スカウトジャンボリー」ポルトガル決起集会】 5月9日、ポルトガル国内ボーイスカウト決起集会が開催され,私も出席しました。これは、7月28日から8月8日にかけて山口県にて開催される、「第23回世界スカウトジャンボリー」に参加を予定しているボーイスカウト参加者が一同に会したものです。
今般の「世界スカウトジャンボリー」は「和」をテーマとし、ポルトガルからは関係者を含め約400名が参加します。全世界からのボーイスカウト参加者は3万人を見込んでいるそうです。
ポルトガル決起集会にはポルトガル国内各地のボーイスカウト参加者が集結し、式典及び日本語や折り紙、羽子板といった日本文化に関するワークショップが実施されました。私も式典での挨拶に続きワークショップ視察を行い、参加者に対しカタカナで各人の名前の書き方を指導する機会もありました。
「第23回世界スカウトジャンボリー」も、本年3月のパッソス・コエーリョ首相訪日の際に発表された共同文書「ファクト・シート」において、今後具体化が期待される協力として位置づけられています。また、我が国とポルトガルとの間の青年交流の促進は、昨年5月の安倍総理の当国訪問に際する首脳会談と「共同コミュニケ」においても重要な課題とされています。これ程の人数のポルトガル人青少年が一度に訪日する機会は貴重であることから、この機会に両国間の交流促進を図りたいと考えています。 特に、「徳島市」の姉妹都市である「レイリア市」の青年スカウトメンバーが、今回の山口県での「ジャンボリー」の後、「徳島市」を訪問することになっており、「姉妹都市交流」の観点からも極めて有益な行事となっています。 5月9日の決起集会では、まだ見ぬ異文化との交流に胸を膨らませている参加者たちの様子が印象的であり、彼らが今回の訪日経験を通じ日本愛好家となってくれることを期待しています。 また、私から、ポルトガル・スカウト連盟(FEP)、ポルトガル・スカウト協会(AFP)の引率責任者に対し、「我が国は、昨年7月にCPLP(ポルトガル語圏諸国共同体)のオブザーバーメンバーとなった」旨伝えたところ、先方は、「それは大変素晴らしいニュースである。今般の「世界スカウトジャンボリー」では、CPLP諸国のメンバーとの交流も予定されており、日本がCPLPのオブザーバーメンバーとなったことを伝達することとしたい」との反応がありました。 私としましては、今般の「世界スカウトジャンボリー」を契機として、日・ポルトガルの二国間の青年交流が促進されることに加え、CPLP諸国との青年交流の先駆けとなることを願っています。
【「非核特使」「ユース非核特使」のポルトガル訪問】 5月20日、第8回「ヒバクシャ地球一周証言の航海」の参加被曝者11名が「非核特使」及び「ユース非核特使」として、当地を訪問しました。私も一行を出迎え、歓迎の挨拶を行いました。右挨拶の中で私は、「昨年5月の安倍総理の当国訪問以来、両国関係が益々緊密化しており、岸田外務大臣が広島出身であることもあり、今次「非核特使」「ユース非核特使」のポルトガル訪問は、核兵器使用の惨禍の実相を広く伝達する意味だけではなく、二国間関係の緊密化にも資するものである」旨述べました。
一行はリスボン市役所庁舎における歓迎式典に参加し、カルロス・カストロ国際担当政務官による歓迎の挨拶を受けました。同政務官は、「一行のリスボン来訪を心より歓迎する。最近は、リスボン市役所と日本大使館との緊密な連携により、文化等様々な面において関係強化が図られている。今回の訪問は、原爆の悲惨さを直接被爆者から伺う貴重な機会であり、また、二国間関係強化にも資するものと確信する」旨述べました。
一行は、リスボン市役所内において、約1時間にわたり10歳前後の小学生約20名と交流会を行いました。同交流会では、長崎の被爆者の森田氏より被爆当時の模様を詳細に説明し、その後ポルトガル人小学生より質問が行われました。(主な質問・発言は、「世界中を回るのはどんな気持ちか」、「被爆体験の証言をするのはどのような気持ちか」、 「原爆投下後、最初に農作物が生えてきたのはいつか」、「今後ともメッセージを伝え続けてほしい」、「自分も戦争が起きないように闘いたい」等でした。) なお、5月21日付「ディアリオ・デ・ノティシアス紙」に本件が報道されました。
本件は、各種国際会議、原爆展やイベント等の様々な国際的な機会を通じて、自らの実体験に基づく被爆証言等を実施する被曝者に対し、外務省が、核兵器使用の惨禍の実相を広く国際社会に伝達し、また、将来世代に継承していくことを内容とする「非核特使」及び「ユース非核特使」 業務を委嘱しているものです。今回、その「特使」がポルトガルを訪問し、リスボン市関係者と交流しましたが、特に被爆者一行と地元小学生との交流会によって、「核兵器使用の惨禍の実相を広く国際社会に伝達し、また、将来世代に継承していく」非常に良い機会となったと考えております。
【「イベロアニメ・イン・リスボン2015」】 5月9−10日、マンズ社主催の日本ポップカルチャーイベント「イベロアニメ」が多目的国際コンベンションセンター・MEOアリーナで開催され、私も短時間ではありましたが、視察致しました。
「イベロアニメ」はリスボン市とポルト市でそれぞれ年1回開催されている、当国最大の日本のポップカルチャーイベントで、入場者数が1万人を超え、回数を重ねる毎に規模が拡大しています。このような場で、当館もポップカルチャーに限らない日本の伝統文化等についてのデモンストレーション、ワークショップ等を行いました。本年のイベントの来場者は過去最高の13,130名を記録したとのことで、私は、昨年以上に来場者の増加と「熱気」のすごさに驚きました。来場者の多くは青少年であり、日本に対して非常に強い親近感を持っており,日本に対する好感度が増していることを実感しました。
こうした日本のポップカルチャーの浸透により、将来の親日派、知日派の更なる増加につながることを期待しております。
6月には、初旬に国際海洋会議「ブルーウィーク」、下旬には「CPLPエネルギー大臣会合」の開催が予定されているほか、20日には、本年の最大の日本文化行事である第5回「日本祭り」の開催が予定されており(詳しくは4.(1)をご参照下さい)、引き続き皆様の御支援・御協力をお願い申し上げます。
2.政治・経済関係
(1)第1四半期の雇用統計 5月6日、国立統計院(INE)は、2015年第1四半期の雇用統計について、失業率 13.7%(前期比0.2ポイント増;前年同期比1.4ポイント減)、失業者数71万2900人と発表しました。また、若年層失業率(15-24歳)は34.4%(同0.4ポイント増;3.1ポイント減)、若年層失業者数は12万7000人でした。
(2)連立与党(社会民主党と民衆党)によるトロイカ支援終了1周年記念イベント 5月16日、連立与党(社会民主党と民衆党)は、トロイカ支援終了1周年記念イベントを北部ギマランイス市で開催しました。パッソス・コエーリョ首相(社会民主党党首)とポルタス副首相(民衆党党首)は、今秋予定される次期総選挙に向けて、両党連立のまま選挙運動に臨むことで合意・署名を行いました。
(3)第1四半期のGDP成長率 5月29日、国立統計院(INE)は、第1四半期のGDP成長率について、前期比1.5%、前年同期比0.6%と発表しました。なお、過去3年の推移は以下のとおりです。
3.ポルトガルのその他の話題
(1)ポルトガルの観光競争力 5月8日付けのディアリオ・デ・ノティシアス(DN)紙によると、「世界経済フォーラム」が公表した旅行・観光競争インデックスにおいて、ポルトガルは昨年より5つ順位を上げて15位にランクインしたそうです。
(2)ポルトガル人の飲酒 5月13日付けのポルトガル主要各紙によると、経済協力開発機構(OECD)が加盟国 34か国を対象に酒類消費量を調査した結果、2012年の平均年間消費量(一人あたり)は9.1リットルで、ポルトガルは10.6リットルで第10位とのことです。消費量が多かったのはエストニア(12.1リットル)、オーストリア(12.0リットル)、フランス(11.7リットル)で、消費量が少なかったのは、トルコ、インド、イスラエルとのことです。
(3)ポルトガルの競争力 5月28日のプブリコ紙によると、スイスの国際経営開発研究所が世界61か国を対象とした2015年版「競争力ランキング」を公表し、ポルトガルは36位にランクインし、昨年の43位からランクを上げたとのことです。
(4)ポルトガル人の平均寿命 5月29日のDN紙によると2012年から2014年にかけてのポルトガルの平均寿命は80.24歳(男性が77.16歳,女性が83.03歳)とのことで、過去10年間で男性が 3.06歳、女性が2.47歳上昇したと報告されています。
4.広報・文化関係
(イベント) (1)第5回「日本祭り」(Festa do Japão) 日本国大使館とリスボン市の共催で、日本文化紹介イベント第5回「日本祭り(Festa do Japão)」が、ベレン地区の日本公園において次のとおり開催されます。和太鼓、生け花、俳句、コスプレなど様々な日本文化関連イベントや○×クイズなどのアトラクションも行われる予定です。
日時:6月20日(土) 16:00 〜 22:00 会場:日本公園(Jardim do Japão) 住所:ベレン地区、Museu de Arte Popular隣 入場:無料 お問い合わせ:cultural@lb.mofa.go.jp、 21 311 0560(日本国大使館広報文化班) ステージプログラム(予定) 16h00 オープニング 朋郎(和太鼓+篠笛デュオ) 16h20- 開会式(主催者挨拶、鏡割り) 17h00- BB5 Dance(ポルトガル人J-Popダンスグループ) 17h25- 日・葡太鼓饗宴(西和太鼓・バルドアーダ) 18h10- 武道デモンストレーション 19h20- コスプレ 19h50- パラパラダンス/○×クイズ 20h45- 西和太鼓 21h10- 朋郎 21h30- Let’s盆踊り「炭坑節」(朋郎+西和太鼓演奏) 22h00 終了
大使館テントイベント(予定) 16h00-17h30 生け花デモンストレーション(生け花インターナショナル) 18h00-18h30 俳句(Profa Leonilda Alfarrobinha) 18h30-19h30 着物デモンストレーション(Kimino Chiyo(Kimono PT)) 19h30-20h45 オリエント博物館による日本関連品展示
(2)美・JAPON ポルトガル公演 NPO法人「美・JAPON」による衣装と音楽、舞踊が一体となったフュージョン型パフォーマンス「BEYOND KIMONO」が、以下のとおり開催されます。
開催場所・日時: ・リスボン市 7月18日(日)21:30〜 MUDE - Museu do Design e da Moda, Colecao Francisco Capelo, Lisboa ・フィゲイラ・ダ・フォス市 7月19日(月)22:00〜 Centro de Artes e Espectaculos, Figueira da Foz ・カスカイス市 7月20日(火)21:00〜 Palacio Estoril Hotel, Estoril お問い合わせ:cultural@lb.mofa.go.jp、 21 311 0560(日本国大使館広報文化班)
(3)第9回国際漫画賞の作品募集開始 4月24日、第9回国際漫画賞実行委員会(実行委員長:岸田文雄外務大臣)により、第9回国際漫画賞の実施が決定されました。
第9回国際漫画賞の作品募集日程 ・募集期間:平成27年4月27日(月)〜6月12日(金)(必着) ・応募作品の提出先:各在外公館(除く各政府代表部)及び第9回国際漫画賞専用私書箱
国際漫画賞は、麻生外務大臣(当時)のイニシアチブを受け平成19年5月に創設された賞で、創設以来、海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画作家を顕彰することを目的として、 同年以降毎年実施されています。
応募作品のうちもっとも優秀な作品に「国際漫画賞最優秀賞」、優秀な3作品に「国際漫画賞優秀賞」がそれぞれ授与されます。受賞者は,(独)国際交流基金の招聘により授賞式に合わせて来日し、日本の漫画家との意見交換や出版社等への訪問、地方視察等を行う予定です。
(参考1)第9回国際漫画賞実行委員会の構成 実行委員長:岸田文雄外務大臣 委員:白石さや東京大学名誉教授、杉山恒太郎ライトパブリシティ代表取締役社長、フレデリック・L・ショット(作家・通訳・翻訳家)、横田清小学館常務取締役、安藤裕康国際交流基金理事長
(参考2)日程 募集期間:平成27年4月27日(月)から平成27年6月12日(金)まで 結果発表:平成27年末〜平成28年1月頃 授賞式:平成28年1月頃(予定)
(参考3)WEBサイト&Facebook 国際漫画賞のWEBサイト:http://www.manga-award.jp/ 国際漫画賞のFacebook:https://www.facebook.com/manga.award
(4)IBERANIME イン・リスボン2015での日本文化紹介 5月9日、10日、リスボン市Parque das Nacoesにおいて、MANZ社主催による「IBERANIME イン・リスボン2015」が開催され、当館も日本紹介ブースを展示しました。 イベントでは、アニメ・マンガ・コスプレ等日本のポップカルチャーをテーマとした催しの他、当館ブースでは風呂敷、俳句、伝統玩具(剣玉、だるま落とし、紙ふうせん)、浴衣等の日本の伝統文化の紹介も行われました。2日間の開催期間中、会場はコスプレイヤーを初めとする多くの日本ポップカルチャー愛好者で賑わいました。
(5)生け花ワークショップ 5月27日、日本国大使館多目的ホールにおいて、大使館と生け花インターナショナルの共催による生け花ワークショップ(午前と午後の2セッション)が開催されました。参加者計約40名は,生け花インターナショナルの師範による丁寧な指導のもと、生け花を体験しました。参加者にとって日本の伝統文化に触れるまたとない機会となりました。
(お知らせ) (6)日本政府文部科学省奨学金留学生募集 日本政府文部科学省によるポルトガル人を対象とした奨学金留学生(2016〜2018年度)を募集しています。詳細については、以下のサイトをご覧いただくか、日本国大使館広報文化班(21-311-0560)までお問い合わせ下さい。
URL:http://www.pt.emb-japan.go.jp/estudarnojapao.html#bolsas
(7)広報文化班からのお知らせ 今後、当館主(共)催による日本関連イベント開催に当たり、大使館便りに加えてEメールによる招待状やイベント情報の送付を希望される方は、こちらまでご連絡下さい。
5.領事関係
(1)在留届に関するお願い 近年、海外で生活する日本人が急増し、このため海外で事件や事故等思わぬ災害に巻き込まれるケースが増加しています。万一、在留邦人の皆様がこのような事態に遭われた場合には、日本国大使館や総領事館は「在留届」を基に皆様の所在地や緊急連絡先又は日本国内の連絡先等を確認して援護活動を行っています。 当館でも、皆様に提出いただいた在留届により連絡先の把握を行い、大使館からの海外危険情報や広報文化活動などの情報提供、緊急時の連絡網整備、安否確認に役立てているところです。 このため、ポルトガル国内での転居、日本への帰国、他国への転出等、在留届の届け出事項に変更が生じた後、引き続きこの大使館便りをご覧の方は、速やかにその旨を下記領事班あてにE-mailにてご連絡ください。 また、皆様の友人・知人で「ポルトガルに居住しているが、まだ在留届を提出していない方」がおられましたら、届出を行うようご案内ください。
(2)当館領事業務へのご意見募集 当館では、領事サービスの向上を図るため、皆様からのご意見を募集いたしております。どのような些細な事柄でも結構ですので、ご意見・ご要望等があればお気軽に下記領事班あてにE-mailにてご連絡下さい。
在ポルトガル日本国大使館(領事班) (EMBAIXADA DO JAPÃO)
住 所:Avenida da Liberdade、245-6 1269-033 Lisboa T E L:21-311-0560 F A X:21-354-3975 E−mail:consular@lb.mofa.go.jp
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